作業療法士と看護師の兼務について ‘‘メリットとデメリット‘‘

こんにちはひろしです。今日は作業療法士と看護師の兼務と、そのメリット・デメリットについて書いていきます。

 

ひろし先生

目次

1.初めに

作業療法士と看護師の兼務についてですが両方の資格を保有していると兼務ということが起こりえます。ここ8年くらいは兼務でやっていることが多いです。特にここ4年くらいは作業療法士6割、看護師4割の勤務になっています。

兼務は大変ですが様々な職種の業務ができ知識や経験の幅が広がります。

看護師や他の職種とも接する機会が増え、情報交換に関しては密に行える状態が生まれやすいです。

このことを踏まえて自分の中ではデメリットよりメリットの方が大きいと思ってます。

自分は兼務にやりがいを感じます。

 

2.実際の業務について

施設なので病院より兼務が多くなります。

主な役職がリハビリ室室長なのでリハビリ→作業療法を主にやってます。(介護主任も兼務。)午前中は会議や他に優先しないといけない業務がない限りは主にリハビリです。昼食時はSTがいないので嚥下リハを行います。看護師が足りない時には朝一で検温を手伝ったりしますがほとんど作業療法士業務を行っています。月に一回は安全衛生会議の議長として衛生会議で司会して話をまとめて、最後に記録をします。この会議に関しては第1種衛生管理者・看護師として議長をしています。これがなかななか大変です。

午後から介護職員に痰の吸引・胃ろう栄養の注入の実地指導の指導者として指導することが多いです。この実地研修の指導者が准看護師ではなく正看護師でなくてはならないため自分が主に行うようになっています。

この仕事も看護師としては非常に大切な仕事であると考えています。介護士さんたちが安全に痰の吸引・胃ろう栄養の注入を行えるように指導しています。

それと合間を見て看護部に助言等も行います。もちろん他の看護業務の手伝いもしますよ。

それでコロナ渦でしたので第1種衛生管理者・看護師としてコロナによる休み等の規則を決めたり、相談を受けたりしました。これがなかなか大変でした。

この前の病院では作業療法士としてリハビリを行い、看護師・精神保健福祉士としてストレスチェック実施者を兼務していました。

どこに行っても兼務が望まれます。そういうマルチな人材を求める風潮なのかもしれません。

3.メリット・デメリット

①メリット

上記でも述べましたが、メリットは様々な職種の業務ができ知識や経験の幅が広がることです。看護師や他の職種とも接する機会が増え、情報交換に関しては密に行える状態が生まれやすいです。

自分に取っても保有する資格の経験を積むことでできるので大きなメリットと言えると思います。いいことだらけの気がしますね。

②デメリット

デメリットはどうしても業務が繁雑になることです。あまりに多くの兼務はいくら仕事の処理能力が高くても物理的に不可能です。

自分も仕事の処理能力に関しては遅い方ではありませんが、あまりに多くの兼務は不可能です。また、自分の主な仕事である作業療法士→リハビリが出来なくなるという最大のデメリットが起こります。

自分の主な業務は作業療法士ですので他の業務が増えすぎてリハビリが出来ないと、患者様・利用者様にリハビリをしてくださいと苦情が出ることも多いです。本末転倒だといつも感じています。

その辺りを考慮しながら兼務を調整しています。

4.まとめ

作業療法士と看護師の兼務は、なかなか大変です。

兼務だと業務が繁雑になりがちですので、どちらかの仕事に専念できたほうがいいパフォーマンスができるのかもしれません。

しかし、現実はどちらの部署も人が足りないのが現状です。

どちらの部署でも頼りにされ、兼務を望まれるなら作業療法士そして看護師冥利に尽きるのではないかと思います。

どちらからも来なくていいと言われるよりは、どちらの部署からも来てくださいと言われるような存在で今後も在り続けたと思います。

そのために、どちらの資格の知識も今後、吸収していけるように頑張りたいと思います

結果として。

兼務は大変だけど自分にとってはやりがいが大きいと思ってます。

今後も両方の免許を持つ人が増えればいいなと思います。

 

最後までありがとうございました。(^_-)-☆

次回からも資格や健康、病気、リハビリ、ダイエット、運動、筋トレ等に関する記事を書いていきます。よろしくお願いしますm(_ _)m