糖尿病のメカニズムについて

こんばんわ。ひろしです。今回は糖質制限ダイエットと関係が深い、糖尿病について語りたいと思います。

ひろし先生

目次

1.糖尿病の種類について

おおきくわけて

1型糖尿病と2型糖尿病

に分かれます。

各糖尿病についてまずは説明していきます。

2.1型糖尿病

なんらかの理由により、すい臓のβ細胞が破壊され、インスリンがほとんど出なくなる病気です。

(原因)

はよくわかっていません。自己免疫が自己の細胞を攻撃する自己免疫疾患性、ウイルス性など色々な説があります。

(治療)

すい臓のインスリンを産生するβ細胞は再生することはないため、インスリン治療を行う必要があります。

後述する2型糖尿病より少ないです。世界の糖尿病の5%程度であるというデータもあります。

3.2型糖尿病

生活習慣が原因の一つと言われる疾患です。インスリンの分泌が低下したり、インスリンが効きにくくなり、血糖値が下がりにくくなった状態です。

(原因)

肥満、甘いものや炭水化物等の血糖値が上がりやすい食べ物の食べ過ぎ等により血糖値を下げるのにたくさんのインスリンが必要になることですい臓が無理をしてすい臓のβ細胞の破壊が起こり、インスリンの分泌低下が起る状態です。

 

また、肥満や有酸素運動不足によりインスリン感受性が低下し、インスリンが効きにくくなり 血糖値が下がりにくくなると言われています。そのため、インスリンを大量に分泌して血糖値を下げようとするため、すい臓が無理をしてβ細胞の破壊がすすむと考えられます。       最終的にβ細胞の破壊が進み、インスリンがほとんど分泌されなくなればインスリンをの注射を行う必要が出てきます。

4.糖尿病の血糖値の上昇で起こること

糖尿病が進行してインスリンの分泌が少なり血糖値を下げられなくなるとどうなるか。

小さい血管が詰まります。

腎臓の小さな血管が詰まると→糖尿病性腎障害となり、透析が必要となる場合があります。

透析の原因の中で一番多いと言われています。

 

網膜の毛細血管が詰まると→糖尿病性網膜症で、失明する方もいます。

 

糖尿病神経障害→下肢に(足)起こりやすく、歩行が難しくなります。                                 

※これらの血管の詰まり等は不可逆的つまり一度なると二度と戻りません。

 

以上が糖尿病の3大合併症です。

その他にも感染症にかかりやすくなったり、糖尿病性神経障害により下肢の傷が治らず、壊死が始まり切断する方もいらっしゃいます。

5.糖尿病の治療について

1型糖尿病については前述したとおり、インスリンの注射が主な治療法になります。

2型についてもインスリンの分泌が低下するとインスリンの注射が必要となります。

2型糖尿病の場合はインスリン治療を行う前にもう少し他の治療があります。

①薬物療法

医師・薬剤師・看護師等が血糖降下薬等の経口薬等を用いて血糖値をコントロールします。

 

②食事療法

管理栄養士、保健師、看護師等が血糖値の上がりにくい食事や肥満になりにくい食事の指導を行います。まさに糖質制限です。

 

③運動療法

作業療法士や理学療法士が有酸素運動等を用いてインスリン感受性を上げます。

有酸素運動等の運動でインスリンの効きが良くなるということがわかっています。

少量のインスリンで血糖値が下がれば、すい臓が無理をすることが少なくなります。

そうすれば糖尿病の進行を予防できます。 

私は看護師と作業療法士ダブルライセンスですので、患者様・利用者様に薬の注意点を説明したり、食事療法を行いながら運動療法もしっかり行っています。

6.最後に

糖尿病と糖質制限、肥満はすべて繋がっていることを理解して頂けたのではないかと思います。

このことについては、以前書いた

リバウンドの原因と糖質制限ダイエットについて

にも詳しく書いてありますので見て頂ければ嬉しいです。

これからも糖尿病等の病気の危険性を皆様と共有しながら、ダイエットも一緒に頑張っていけたらと思います。

最後までありがとうございました。(^_-)-☆

次回からも資格や健康、病気、リハビリ、ダイエット、運動、筋トレ等に関する記事を書いていきます。よろしくお願いしますm(_ _)m

 

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