脳血管疾患等リハビリテーションで働く作業療法士について

脳血管疾患等リハビリテーションで働く作業療法士について

身体障害分野で、作業療法士が人員基準となる脳血管疾患等リハビリテーションについて語ります!

目次

1.脳血管疾患等リハビリテーションとは

脳血管疾患等リハビリテーションは運動器・呼吸器リハビリテーションなどと並んで作業療法士が活躍する身体障害の分野別リハビリテーションの一つです。
脳梗塞や脳出血、くも膜下出血等の脳血管疾患やパーキンソン病等の脳の疾患、脊髄損傷等の脊髄の疾患等の中枢神経系の疾患を主に扱う分野になります。
私も長い間、運動器疾患や呼吸器疾患、脳血管疾患等の身体障害分野で働いてきました。
(その後、老人分野や精神分野でその経験を活かしています。)
身体障害系の作業療法士として働いていると必ず経験する分野、それが脳血管疾患等リハビリテーションです。私がもっとも長く、働いた領域でもあります。

2.作業療法士の脳血管疾患等リハビリテーション役割について

 理学療法士が基本動作能力いわゆる立つ、歩く、座る等の訓練を行います。
作業療法士はその後、日常生活動作や日常生活関連動作等の応用動作を専門に行うことが多いです。
日常生活動作は食事動作、整容動作、更衣動作、排泄動作、入浴動作等を指します。日常生活関連動作とは掃除、洗濯、調理、移動等を指します。
一概には言えませんが理学療法士と組む場合はこのように役割分担することが多いです。
理学療法士と作業療法士の違いについてでもこの辺は詳しく書いてます。
言語聴覚士との役割分担としては高次脳機能障害については失語症は言語聴覚士が失認と失行については作業療法士が治療することが多いです。しかし、失認についても言語聴覚士もアプローチすることも多くなってます

3.まとめ

 脳血管疾患等リハビリテーションについては理学療法士、言語聴覚士、作業療法士のリハビリテーション専門職である3職種でチームアプローチすることが圧倒的に多いです。
視能訓練士というリハビリテーション専門職もありますが眼科のある総合病院でしか一緒に働く機会はないかもしれません。
チームアプローチという面からも非常に勉強になる分野です。
脳血管疾患等リハビリテーションで働きたい人は転職を考えてもいいかもしれません。

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