精神科デイケアにおける作業療法士の役割について語ります。
目次
1.作業療法士の職域について
以前のブログにも書いていますが作業療法士は医療職の中では職域が広いほうではない
ないかと思います。
作業療法士は内科や整形外科、脳神経外科、福祉施設、老人保健施設そして精神科病院等
の幅広い職域で働いています。
その中精神科デイケアで働いている作業療法士はどのような役割を持っているか説明し
たいと思います。
2.精神科デイケアの作業療法士の役割について
以前、精神科デイケアにおける各職種の役割をブログにしましたが今回はその中でも作業
療法士に焦点を当てたいと思います。
https://hiroshi1111.com/wp-admin/post.php?post=433&action=edit
まず、最初に行うのはデイケアプログラムの作成です。
もちろん各専門職の意見を聞いて作ります。
プログラムを参考資料として添付します。年配の方が比較的多いデイ
ケアのものになります。
若い人が多いデイケアと年配の方が多いデイケアではプログラムが変わってくる傾向にあ
ります。このプログラムは高齢の方が多いデイケア向けのプログラムになります。
若い人が多いデイケアではやはり職業復帰を意識したものや工作、運動系のプログラムの
割合が多くなるのではないかと思います。
このプログラムを自分で実施したり、各専門職に実施してもらったりします。
看護師や精神保健福祉士、公認心理師といった様々な職種がプログラムを実施します。
決まりはありませんが各職種の特性にあったプログラムが望ましいのではないかと思って
います。
例えば私が身体障害分野出身の作業療法士なので身体リハビリは私が実施します。
金銭管理のプログラム等は制度に詳しい精神保健福祉士が望ましいのではないかと思いま
す。
健康教室などは看護師が担当するのが良いのではないかと思います。
レクレーション的な要素が強いものは作業療法士が良いと考えます。
もちろん、その方が得意な物を担当にするのも良いのではないかと思います(料理や裁縫
等)
もちろん一概には言えませんが自分はその辺りを意識してプログラムを組んでいます。
いずれにせよ、社会的技能の向上を図れるものであり社会復帰・職業復帰を意識したもの
でなければならないと考えます。
しかし、高齢化が進んでいる精神科デイケアが多く、職業復帰がなかなか進まない病院
も多いのではないかと思います。
私が所属するデイケアもまさにそのような状態であると言えますが諦めず毎年、少しずつ
ではありますが福祉作業所等に何人か送り込んでいます。
もちろん高齢であると共に精神的な疾患がある方ばかりですのでもちろん無理のない範囲
内ではありますがほぼ毎年、送り出しています。
3.まとめ
このように精神科デイケアで働く作業療法士は他の分野とは違う活躍ができると思いま
す。
精神科OTとも少し違うとのではないかと感じています。
少しでも興味がある方は転職を意識してもいいのかもしれません。
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最後までありがとうございました。
6.転職サイトについて
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